廟 · 12〜16世紀、主室は1380年頃
チャシュマ・アユブ
預言者ヨブが杖で地面を打って湧き出させたと伝わる泉の上の聖廟。ホラズム様式の尖ったドームはブハラで唯一のもので、内部には街の水の歴史を伝える小さな博物館がある。
概要
チャシュマ・アユブとは「ヨブの泉」を意味する。伝説によれば、旱魃の時代に預言者アユブ、すなわち聖書のヨブがこの地を訪れ、杖で地面を打つと清らかな水の泉が湧き出たという。水は今も湧き続けており、癒やしの力があると考える訪問者も多い。
層を重ねた建物
聖廟は数世紀をかけて成長した。最も古い部分は12世紀のものと考えられ、それよりずっと前から埋葬地として崇められていた。ここに眠る人のなかには11世紀のハディース学者もいる。円錐形の天幕のようなドームをもつ主室には、ティムールの治世の1380年の銘文があり、通常はティムールのホラズム遠征後に連れてこられた職人の作とされる。ホラズムに典型的なこの尖ったドームは、ブハラのほかのどこにも見られない。16世紀にはシャイバーニー朝のアブドゥッラー2世のもとでさらに工事が加えられた。その結果、それぞれ独自のドームを戴く複数の部屋が連なる、細長く不揃いな建物となった。
水の博物館
内部には、ブハラの水道の歴史を紹介する小さな博物館がある。運河、ラビ・ハウズのような池、かつて各家庭に飲み水を届けた水運び人、そしてソ連当局に池の大半を埋め立てさせることになった病気と水不足の問題。歩いてきた街を理解するための手がかりになる。
楽しみ方
チャシュマ・アユブはサーマーン公園の端にあり、サーマーン廟から徒歩3分なので、通常は両方を一緒に訪れる。近くにはハディース学者イマーム・アル=ブハーリーの現代の記念碑も建つ。泉の水は飲まず、ボトル入りの水にしておこう。
見どころ
- ブハラで唯一のホラズム様式の尖ったドーム
- 預言者ヨブにまつわる泉
- 3世紀にわたって築かれたドームの部屋の連なり
- ブハラの水道の博物館
- サーマーン公園に隣接する立地
ギャラリー








