
メドレセ · 1417年、1652–1654年
ウルグベク・マドラサとアブドゥルアズィーズ・ハン・マドラサ
細い路地を挟んで向かい合う、235年の時を隔てた二つのマドラサ。天文学者の王子ウルグベクの端正な学院と、アブドゥルアズィーズ・ハンの華麗で具象的なタイル装飾。
概要
宝石商のドームを過ぎてすぐ、細い路地を挟んで二つの正門が向かい合っている。中央アジアの建築家たちはこうした対の建物を「コシュ」、つまり「二重」と呼んだ。この一対は、ティムール朝からアシュタルハン朝にかけてブハラの趣味がどう変わったかを教えてくれる。
ウルグベクのマドラサ
北側の建物は1417年、ティムールの孫で当時マー・ワラー・アンナフルの総督、のちに天文学者として名を馳せたウルグベクのために完成した。彼が創建した三つのマドラサ(ほかはサマルカンドとギジュドゥヴァン)のうち最も古く、中央アジアに現存する最古のマドラサとされることも多い。ウルグベクの学院では、学生たちは神学に加えて数学や天文学を学んだ。門に刻まれたとしてよく引用される銘文は、知識の探求をすべてのムスリムの男女の義務と宣言している。装飾は抑制がきいており、幾何学文様の施釉レンガが用いられ、正門は1586年にアブドゥッラー・ハン2世のもとで改修された。内部にはブハラの建造物の修復に関する小さな博物館がある。
アブドゥルアズィーズ・ハンのマドラサ
向かいには、アシュタルハン朝のアブドゥルアズィーズ・ハンが1652〜1654年に建てたマドラサがある。その正門ははるかに劇的だ。深い鍾乳石状のヴォールトがアーチを満たし、タイルにはそれまでのブハラではほとんど見られなかった鮮やかな黄色が使われ、花や花瓶のあいだには、宗教建築ではまれなモチーフ、たとえば一部の研究者が中国やインドの美術と結びつける鳥や風景が現れる。装飾は完成されることがなく、ファサードの一部はむき出しのままだ。いくつかの学生居室には、今では織物、陶器、絨毯を売る店が入っている。
楽しみ方
二つの建物の間の路地に立ち、一方の正門からもう一方へと振り返ってみよう。その対比こそが見どころだ。昼前にはアブドゥルアズィーズ・ハンの正門に光が当たり、ウルグベクのファサードは午後のほうが撮影しやすい。どちらも主要な散策ルート上にあるので、交易ドームとポイ・カラーンの間で15〜30分立ち寄るとよい。
見どころ
- ブハラ最古のマドラサのファサード、1417年のウルグベクの正門
- 知識の探求を讃える銘文
- アブドゥルアズィーズ・ハンの正門の鍾乳石状ヴォールト
- マドラサとしては珍しい黄色のタイルと具象的なモチーフ
- ウルグベクのマドラサ内の建造物修復博物館
- 古い学生居室に並ぶ工芸品の店
ギャラリー




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